探偵にストーカー調査を依頼する前に知っておきたい費用相場と依頼の流れ
公開日:2025年6月3日

ストーカーによる被害が社会問題として取り上げられることが増え、警察や自治体の対応も年々強化されています。
しかし、実際には「被害の証拠がない」「加害者が誰か特定できない」といった理由から、適切な対処が取れずに悩み続けている人が少なくありません。
日常生活に不安を感じながらも、どこに相談すべきか分からず、解決の糸口が見えない――そんなとき、選択肢のひとつとして考えられるのが探偵への調査依頼です。
ただし、探偵への依頼は一般的に馴染みが薄く、「費用はどのくらいかかるのか」「具体的にどんなことをしてくれるのか」といった疑問や不安を抱くのが自然です。
総合探偵社 福一調査会では、ストーカー調査に関するご相談を無料で受け付けています。
明確な被害が出ていない段階でも、お話を伺ったうえで適切な対応策や行動の選択肢をご提案していますので、初めて探偵に相談するという方もどうぞご安心ください。
本記事では、探偵が行うストーカー調査の概要や費用相場、実際の依頼事例などを通じて、探偵に依頼する前に知っておきたい基本情報をわかりやすく紹介していきます。
対策を一歩前に進めるための参考として、ぜひご覧ください。
この記事を読んでわかること
・探偵によるストーカー調査では、どんな調査が行われるのか具体的にわかる
・ストーカー調査を探偵に依頼した場合の費用相場と料金プランについて
・実際にあった調査事例から探偵の活用方法をイメージできる
・相談から調査終了までの流れ
探偵のストーカー調査とは?

ストーカー被害に悩んでいる中で、「探偵に調査を依頼する」という選択肢に辿り着いたとしても、その具体的な内容や効果については、あまり知られていないかもしれません。
実際にどのような調査が行われるのか、どこまで対応してもらえるのか、そして警察との役割の違いは何なのかについて、探偵が対応するストーカー調査の実態を、わかりやすく整理して紹介していきます。
探偵が行うストーカー調査の具体的な内容
探偵のストーカー調査は、対象の行動を確認し、証拠として記録することに特化しています。
調査の手法は、状況や目的に応じて組み合わせて進められます。
主な調査内容の例:
・尾行や張り込みによる行動の追跡
・接触のタイミングや頻度の記録
・顔写真や動画など視覚的な証拠の収集
・加害者が特定できていない場合の調査(誰なのかを明らかにする)
・被害状況や行動パターンの把握と記録
こうした調査は、まだ被害が明確でない段階からでも対応可能です。
「自分の思い込みかもしれない」と不安を抱えたまま怯えて暮らすよりも、状況を確認し、客観的な情報を得ることが解決への第一歩になります。
探偵の調査は法律に則った方法のみで行われ、盗聴や不法侵入などの違法な手段は一切使いません。
集めた証拠は、警察への届け出や弁護士への相談に活かせるだけでなく、相手と接触せずに生活を守る手段を講じるためにも役立ちます。
民事対応や、できるだけ穏便に解決したいという意向がある場合にも、柔軟に活用できるのが探偵調査の特長です。
探偵と警察、それぞれの役割と使い分け方
「ストーカーかも…」と思っても、警察に相談すべきか、探偵に頼るべきか迷う方は少なくありません。
それぞれが担う役割には、明確な違いがあります。
警察と探偵の役割の違い
比較項目 | 警察 | 探偵 |
---|---|---|
動ける条件 | 明確な犯罪の成立や危険性がある場合 | 被害が曖昧でも相談・調査が可能 |
目的 | 加害者の処罰、犯罪の防止 | 実態の把握、証拠収集、予防対策 |
動き出すスピード | 被害届や証拠提出が前提となる | 相談直後から調査開始できる場合も |
対応内容 | 警告・逮捕・接近禁止命令の手続き | 張り込み・尾行・証拠映像の取得など |
探偵と警察は、対立するものではなく、それぞれの得意分野を活かして役割を補い合う存在です。
実際、探偵による証拠がきっかけとなり、警察が正式な捜査に乗り出すケースも少なくありません。
まだ通報するには迷いがあるという方でも、調査を通じて状況を整理し、どのような行動が最適かを判断する材料にすることができます。
どんな場面で探偵に相談すべき?
「これってストーカー? それとも考えすぎ…?」 そう思いながらも、誰にも相談できずに一人で抱え込んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
明確な被害が出ていない段階でも、不安や違和感を覚えた時点で、探偵に相談してみることは決して早すぎることではありません。
実際に多い相談のきっかけ例:
・近所や職場で、いつも同じ人と目が合う/同じ場所に現れる
・帰宅中、後ろから誰かに尾けられているような気配を感じる
・SNSで監視されている、知らないアカウントから執拗にDMが届く
・ポストや玄関周りに不審な痕跡や物がある
・元交際相手から何度も連絡があり、無視しても待ち伏せされる
このような行動が続くと、「気のせいかもしれない」という思いと「やっぱり何かおかしい」という不安が交互に押し寄せてきます。
判断に迷っている状態こそ、一度冷静に状況を整理するためのサポートが必要です。
探偵は、調査が本当に必要かどうかを見極める段階から一緒に考えてくれる存在です。
「まだ依頼するほどじゃないかも…」と感じている方も、気軽に相談してみてください。
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探偵にストーカー調査を依頼する際の費用相場

探偵にストーカー調査を依頼するとなると、最も気になるのが費用ではないでしょうか。
「いくらかかるのか分からない」「相場がまったく見えない」といった不安から、相談をためらってしまう方も少なくありません。
実際、探偵業界の料金体系は事務所ごとに異なり、ホームページだけでは詳細が見えにくいケースも多いのが実情です。
ここでは、ストーカー調査にかかる費用の仕組みと、一般的な相場、費用を抑えるためのポイントまでを分かりやすく紹介していきます。
ストーカー調査にかかる費用の仕組みと料金体系
探偵に依頼する際の費用は、調査の規模や手法によって大きく変動します。
まずは、基本的な料金体系について理解しておくことが大切です。
主な料金体系には以下の3つがあります:
調査員1名あたりの時間単価をもとに、調査時間で費用が決まります。短時間で結果が出そうな調査や、柔軟な対応が必要な場面に向いています。
あらかじめ調査時間・内容がセットになった定額料金。費用の上限が見えやすく、予算を立てやすいのが特長です。
調査の成果(証拠取得や加害者特定など)に応じて費用が発生します。結果重視で依頼したい方に選ばれる傾向があります。
また、調査費用には人件費だけでなく、交通費・宿泊費・車両機材費・燃料費などの諸経費が加算される場合があります。
こうした諸経費が基本料金に含まれているのか、それとも別途請求されるのかは、依頼前に必ず確認しておくべきポイントです。
料金体系の仕組みを理解し自分に合った料金プランを選択することで、想定外の出費を防ぎやすくなります。
実際の費用相場とプラン別の目安金額
ストーカー調査にかかる費用は、調査内容や期間、必要な調査員の数によって大きく変動します。
一般的な相場としては、10万円〜60万円の範囲内に収まるケースが多く、全体の約7割がこの価格帯といわれています。

探偵事務所によっては、調査方法や成果に応じた独自の料金設定を設けているところもあります。
当社(総合探偵社 福一調査会)では、明確な料金プランと、依頼時間に応じた「ボリュームディスカウント制」を導入しています。
当社の参考プラン:
・1〜49時間:8,000円/時間(調査員1名)
・50〜99時間:7,000円/時間
・100時間以上:6,000円/時間
※交通費・宿泊費などの諸経費を含めた「コミコミプラン」も選択可能です。

調査の内容や状況、ご予算に応じて、最適な料金プランは人によって異なります。
目安となる相場を参考にしながら、ご自身に合ったプランを考える材料にしてみてください。
もし「自分の場合はどうなのか」といった具体的な判断に迷うときは、費用感の確認だけでも構いません。
当社では、調査内容やご予算に応じて多様なプランをご用意していますので、まずはお気軽にご相談いただければと思います。
費用を抑えるために知っておきたいポイント
ストーカー調査にかかる費用は、調査の時間や範囲が広がるほど高くなる傾向があります。
少しでも費用を抑えるためには、依頼前の準備が非常に重要です。
まず意識したいのは、「何のために調査するのか」をはっきりさせること。
たとえば、「誰がストーカーなのかを特定したい」「つきまといの証拠がほしい」など、目的が明確であれば、調査も無駄なく組み立てることができます。
次に、「どの時間帯や曜日が怪しいのか」など、相手の行動パターンに心当たりがあれば、それも重要なヒントになります。
不審な動きが毎週決まった時間に集中しているのであれば、その時間帯だけを調査対象にすることで、必要な調査時間を絞ることが可能になります。
また、「全体を把握したい」という曖昧な目的よりも、「◯曜日の夜の帰宅後2時間だけを確認したい」といった具体的なリクエストのほうが、短時間かつ効果的な調査につながります。
依頼の時点ですべてを決めておく必要はありませんが、「何を明らかにしたいのか」を整理しておくことで、無駄な出費を防ぎやすくなります。
調査の目的が明確であれば、探偵側もそれに応じた調査設計ができ、結果として費用を抑えることにもつながります。
探偵にストーカー調査を依頼する際の流れ

「探偵に依頼する」と聞くと、少し身構えてしまう方もいるかもしれません。
でも実際には、相談から調査完了までの流れはとてもシンプルで、無理なく進められるものです。
ここでは、ストーカー被害の調査を依頼する際に、どのようなステップを踏んでいくのかを分かりやすくご紹介します。
探偵にストーカー調査を依頼する5つのステップ
STEP1:ご相談・ヒアリング(無料)
お電話またはメールでご相談内容をお伺いし、調査の目的や不安点を明確にします。
↓
STEP2:調査プランのご提案とお見積もり
状況に応じた最適な調査プランをご提案し、明確なお見積もりをご提示します(追加費用なしの明朗会計)。
↓
STEP3:契約・調査開始
内容にご納得いただけましたら契約を結び、調査を開始します。
↓
STEP4:調査途中のご報告(必要に応じて)
状況に応じて中間報告を行います。
ご希望により、調査終了後の都度報告・リアルタイムでの進捗報告・最終報告書の提出など、柔軟に対応いたします。
↓
STEP5:調査結果のご報告・今後のアドバイス
調査結果をご報告し、今後の対応(接触回避・警察通報・弁護士対応など)についてアドバイスを行います。
必要に応じて、弁護士やカウンセラーなどの専門家のご紹介も可能です。
初めて探偵への依頼を検討している方にとっては、どんな流れで話が進んでいくのかが見えないこと自体が不安の一因になりがちです。
ご相談から調査終了までの流れをあらかじめ知っておくことで、探偵に話すことへの心理的なハードルを少しでも軽くできればと思います。
実際のストーカー調査の解決事例

「これってストーカーかも…?」
そう感じても、誰にも相談できずにひとりで悩み続けてしまう方は少なくありません。
さらに、実際に被害が出ていない段階では警察にも動いてもらえず、「気のせいかも」と見過ごされてしまうこともあります。
しかし、心配な状況を放置してしまうことで、精神的なストレスが積み重なり、生活に大きな支障をきたすこともあるのです。
ここでは、探偵にストーカー調査を依頼された2つの事例をご紹介します。
ひとつは「不安を解消したケース」、もうひとつは「明確なストーカー被害が発覚したケース」です。
それぞれの背景や解決までの流れを知ることで、ご自身の状況と照らし合わせるヒントになるかもしれません。

ですが、いつも視線を感じて振り返ると彼がじっとこちらを見ていたり、ある日には家の近所のコンビニ前で立っている姿を目撃。
友人に相談しても「気のせいじゃない?」と流され、警察に行くほどの被害もない…それでも毎日が怖くて、ついには外出すら苦痛になっていました。
このままでは精神的に限界だと感じ、探偵に「本当に自分が狙われているのか確かめてほしい」と相談しました。
依頼者の通勤時間と男性の行動パターンに偶然の一致があることを確認し、接触目的の行動ではないと判断しました。
「自分が過剰反応していただけかも」と思えるようになり、怖くて引っ越しまで考えていた日々が嘘のように落ち着きました。
一歩踏み出して調べてもらったことで、安心して日常を取り戻すことができてよかったです。

さらに数日後からは、通勤に使っている自転車のカゴにパンやおにぎりなどが入れられていることが続きました。
気味が悪くて警察に相談したものの、見回りを強化すると言われただけで、状況は何も変わらず。
誰が、どんな目的でやっているのか分からないことが一番怖く、探偵に相談することにしました。
調査の結果、犯人はなんと、以前お付き合いしていた元カレだと判明。
別れ際に連絡を絶って以来、完全に忘れていた存在でしたが、彼はまだ未練があり、私のSNSをチェックし続けていたようです。
自転車のカゴに食べ物を入れる瞬間を押さえた証拠を提出し、警察から警告を出してもらったことで、その後の被害はなくなりました。
警察によると、彼は「連絡が取れず心配だった。役立つことで気を引きたかった」と話していたそうです。
まさか元交際相手が犯人とは思っておらず、不安の正体を突き止めて対処できたことで、ようやく安心して日常を取り戻すことができました。
映像により自転車カゴへ物を入れる様子を記録し、犯人の素性を特定しました。
ストーカー被害は、必ずしも明らかな暴力や脅迫から始まるとは限りません。
一見ささいに思える違和感の積み重ねが、実は深刻な被害の入り口であることも少なくありません。
今回ご紹介した事例のように、「気のせいかもしれないけど怖い」「誰にも相談できずに悩んでいる」という段階でも、調査を通じて不安を明確にすることが可能です。
そして、結果をもとに冷静な判断を下すことが、精神的にも現実的にも大きな安心に繋がります。
早めの対策が、被害を未然に防ぐ一番の防衛策です。
もし少しでも不安や疑問があれば、まずはご自身の安心のためにも専門家に相談することをおすすめします。
まとめ

ストーカー被害に直面しているとき、探偵に相談するという選択肢を思い浮かべても、「費用はいくらかかるのか」「どんな調査をしてくれるのか」「どんな流れで進むのか」といった情報が見つからず、踏み出せずにいる方もきっといらっしゃると思います。
今回の記事は、そうした不安や疑問を抱えた方が、具体的な費用の目安と、実際の依頼から調査終了までの流れを知ることで、「必要なときに、きちんと選択肢を持てるようにしておきたい」と考えて書いたものです。
誰かに相談することも、行動を起こすことも、すぐに決断できることではありません。
ですが、いざというときに慌てないためには、情報を持っておくことこそが“自分を守る準備”に繋がります。
実際にあった調査事例や、調査の進め方、費用の相場を知ることで、探偵に相談するという選択肢に対して、少しでも冷静に考えるきっかけになればと思っています。
そして、ひとつだけ強くお伝えしたいのは、ストーカー行為は放っておけば自然に終わるものではないということです。
対策を先延ばしにせず、「今の状況をきちんと把握する」という視点を持つだけでも、未来の行動は変わってきます。
あなた自身のために、どうか正しい情報と冷静な判断材料を持っておいてください。
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