土地の所有者が不明なときの調べ方ー所在調査の完全ガイド

公開日:2025年10月13日

自分で調べたけれど限界だ」「士業に依頼したが、所有者の居場所までは分からなかった」と、諦めかけていませんか?

「もう打つ手がない」と感じたときこそ、所在調査の専門家である探偵の出番です。公的情報に依存せず、独自の調査網とノウハウで、途切れた「人の所在」を特定します。

土地の有効活用、隣地トラブルの解決、相続手続きの推進。そのすべては、正確な所有者特定から始まります。

土地問題を解決する第一歩として、まずは無料相談をご利用ください。

所有者不明の土地問題、放置は危険!

主要な調査目的

【都市開発】

放置された所有者不明の土地は、都市の再開発プロジェクトインフラ整備を阻む大きな障害となります。

公共性の高い事業を円滑に進めるため、登記簿情報から途切れた所有者や多数の相続人を迅速かつ正確に特定し、権利関係を確定させるための基礎情報を提供します。

円滑な開発実現のために不可欠なプロセスです。

【公共事業】

道路、上下水道、学校などの公共インフラ整備において、用地買収や境界確定は必須です。所有者が不明な場合、事業計画全体が遅延し、国民生活に影響が出ます。

探偵調査は、行政機関や士業では追跡が困難なケースに対し、所有者や利害関係人の所在を突き止め、事業を予定通り進めるための法的基盤を確立するために行われます。

【住居拡大(隣地との境界問題含む)】

自宅のリフォームや増築、駐車場設置などで隣地との境界線を確定させる際、隣地の所有者が不明だと工事に着手できません。

特に境界標の設置や土地の分筆には所有者全員の同意が必要です。

隣地所有者の現住所や連絡先を特定することで、速やかに交渉を開始し、生活基盤の拡大と法的トラブルの未然防止に貢献します。

【防犯上の観点】

所有者が不明で管理が行き届かない空き家や荒れた空き地は、不法投棄犯罪の温床火災のリスクとなり、近隣住民の安全を脅かします。

地域住民の安心安全を守るため、探偵事務所が責任をもって管理すべき所有者の所在を特定します。

これにより、行政指導や地域での防犯対策の依頼など、問題解決に向けた一歩を踏み出せるようになります。

【土地の購入や売却】

土地の売買を検討する際、登記簿上の所有者と連絡が取れない、あるいは共有者が多数いて所在不明の場合、契約を進めることができません。

スムーズな不動産取引を成立させるためには、売買対象の土地の権利を確定できる所有者の特定が必須です。

売主・買主双方の利益を守り、確実な所有権移転を実現するための所在調査を行います。

【相続した土地の権利関係を確認したい】

先祖代々受け継いだ土地の名義が故人や遠い親族のままの場合、相続人調査が必要です。

特に連絡が取れない共同相続人や、面識のない親族の所在を特定することで、相続登記の義務化に対応し、土地の売却や活用に必要な権利関係を整理します。

将来的なトラブルを防ぎ、ご自身の財産を明確にするための大切な調査です。

所有者不明土地問題の現状

所有者不明土地とは、不動産登記簿を調べても所有者が直ちに判明しない、または判明しても連絡が取れない土地を指します。

全国で九州の面積を上回る約410万ヘクタールに相当すると推計され、深刻な社会問題となっています。主な原因は、相続登記が長期間放置されることや、住所変更登記がされないことです。

これにより、土地の管理が不十分になり、周辺環境の悪化、防災・復興事業や公共事業の妨げとなるなど、様々な支障が生じています。

この問題に対処するため、2021年に民法・不動産登記法などが改正されました。

特に重要なのが、2024年4月1日からの相続登記の申請義務化と、相続した不要な土地を国に引き渡せる「相続土地国庫帰属制度」の創設(2023年4月施行)です。

出典:政府広報オンライン【相続登記が義務化!所有者不明土地を解消する不動産・相続の新ルールとは?】

土地の持ち主を調べる最初のステップ

法務局で「地番」を特定する

土地の正式な持ち主を調べるには、まず「地番(ちばん)」が必要です。私たちが普段使っている住所(住居表示)では、法務局での調査はできません。

住居表示は建物を対象にしたものですが、地番は土地そのものを特定するための番号です。地番が不明な場合、以下の方法で調べることができます。

ブルーマップの確認

一部の図書館や役所、または法務局に備え付けられている「ブルーマップ」(住宅地図に地番を重ねた特殊な地図)で調べられます。

固定資産税の納税通知書

土地をお持ちであれば、毎年送付される固定資産税の納税通知書に地番が記載されています。

法務局への問い合わせ

最終手段として、法務局の窓口で目的の場所を特定できる資料(地図など)を提示し、地番を教えてもらう方法があります。

「登記簿謄本(登記事項証明書)」を取得する

地番が特定できたら、次に「登記簿謄本(登記事項証明書)」を取得します。これは誰でも、全国どの法務局からでも取得できます。

この書類こそが、土地の所有権の履歴を示す最も重要な公的資料です。取得方法は主に2つあります。

  • 法務局の窓口または郵送で申請
  • オンライン申請(インターネットから請求し、郵送または窓口で受け取る方法)

登記簿謄本を取得したら、必ず「権利部(甲区)」の欄を確認してください。ここに、現在の所有者の「氏名」と「住所」が記載されています。

この住所が、私たち探偵が所在不明の所有者を追跡するための最初のターゲット情報となります。

「登記情報提供サービス」を利用する

調査費用をできるだけ抑えたいという方には、「登記情報提供サービス」の利用をおすすめします。これは、インターネット経由で登記情報の内容をすぐに確認できるサービスです。

ただし、このサービスで取得できる情報はあくまで「登記事項証明書の内容を印刷したもの」であり、公的な証明書としては使えません(法務局の公印がないため)。

また、無料で土地の持ち主を調べる方法はありません。このサービスも有料ですが、法務局で証明書を取得するよりも安価で済むため、まず所有者名を確認したい場合に適しています。

公的な調査で所有者の住所が古く、現在の所在が特定できない場合に、私たち探偵の専門調査が必要となります。

登記情報と現住所が異なる場合の「所在追跡」

登記簿住所から「住民票の写し・戸籍の附票」を追跡

登記簿謄本に記載されている住所が古く、所有者が既に転居している場合、次のステップは市区町村役場での住民票の写し戸籍の附票(ふひょう)の追跡です。

これらの公的記録は、所有者の過去から現在に至る住所の異動履歴を記録しています。

ただし、これらの書類はプライバシー保護のため、原則として本人か正当な理由のある利害関係人しか取得できません。単に「土地を買いたいから」といった理由では認められません。

請求の際は、以下の書類が必要です。

  • 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)
  • 利害関係を証明する書類(登記事項証明書や契約書の写しなど)
  • 請求書(市区町村所定の様式)

故人名義だった場合:「戸籍」を辿り法定相続人を特定

登記簿上の所有者が既に亡くなっている(故人名義)にもかかわらず、相続登記が何十年も行われていないケースは多々あります。これが、所有者不明土地問題の最大の原因です。

この場合、私たちは故人の「戸籍謄本」「除籍謄本」「改製原戸籍(かいせいげんこせき)」といった公的記録を辿ります。この調査により、故人から連なる法定相続人を特定できます。

さらに、戸籍の附票を追跡することで、特定した相続人たちの現在の居住地や最後の住所を割り出し、交渉すべき責任主体を明らかにします。

公的調査で限界を迎えるケース

住民票や戸籍を追跡しても、所有者の現在地に辿り着けない場合があります。公的な書類調査だけで限界を迎えるのは、主に以下のようなケースです。

  • 転居・転籍を繰り返している
  • 海外在住
  • 故人の相続人が多すぎる
  • 住民票が職権消除されている
    (長期間転居先不明で、役所によって住民登録が抹消)

こうした公的調査の「」に直面したときこそ、私たち探偵の所在調査が必要になります。書類だけでは見えない個人の「生活圏」を探ることで、所在不明者を特定に導きます。

調査のプロが教える!個人・士業の調査と探偵調査の境界線

士業(司法書士・弁護士など)に依頼できる範囲

司法書士や弁護士といった士業は、土地の登記や相続手続き、裁判手続の専門家です。彼らは職務上の請求として、戸籍や住民票などの公的書類を取得し、所有者の法定相続人を特定できます。

しかし、これはあくまで書類上の権利関係を確定させるのが主目的です。

書類で判明した最後の住所に「本人が今も住んでいるか」「連絡が取れる状態か」といった実際の「人探し」や「居所確認」そのものは、原則として職務の範囲外となります。

探偵事務所に依頼する調査の役割

公的書類を辿っても住所が判明しない、あるいは登記簿上の住所が古すぎて手がかりが途絶えた場合、探偵の専門調査が必要となります。

私たちは、書類上の限界を超え、現地の聞き込み、張り込み、行動調査といった独自の手法で所在を突き止めます。

登記情報や戸籍情報といった「情報の裏付け」が必要なケースや、所有者が存命かどうかの現況確認が必須な場合に特に有効です。

確実な権利行使のために!探偵事務所の所在調査

独自の情報源と調査網を駆使した所有者特定

現地調査(現況確認)の重要性

得られた情報の「証拠能力」

\全国24時間365日電話相談受付中/

メールやLINEでも相談や

無料で見積りも行っております

所在調査の料金は?

総合探偵社福一調査会では、1時間あたり1名6,000~8,000円で、調査員が2名体制であれば、1時間12,000~16,000円です。

さらに調査時間が長くなるにつれ、調査費用がお得になる「ボリュームディスカウント制」を採用しています。

これにより、最大で調査員1時間あたりの調査料金は、1時間6,000円で業界最安値です。

所在調査の料金プラン

基本料金55,000円+時間制プランかコミコミプランを選べるイメージ画像
時間制プランとコミコミプランの詳細を説明したイメージ画像

総合探偵社福一調査会では、時間単価制(1名/1時間あたりの料金設定)や、パック料金制(調査員の人数・調査時間や回数が定められており、一定の料金内で調査を実施)など、さまざまな料金体系があります。

ご自身の希望に合ったプランを選ぶことで、費用をコントロールできます。

所有者不明土地を解決することのメリットとリスク

放置することの3大リスク

所有者不明の土地を放置すると、重大なリスクを負います。

  • 損害賠償リスク
  • 権利行使の制限
  • 相続問題の複雑化

一つ目は、損害賠償リスクです。管理不全による倒木や火災、土砂崩れなどが隣接地に損害を与えた場合、所有者として賠償責任を問われる可能性があります。

二つ目は、権利行使の制限です。土地の売買・賃貸はもちろん、建築許可の申請など一切の有効活用ができなくなります。

三つ目は、相続問題の複雑化です。時間が経つほど相続人が増え続け、将来的な調査や手続きが極めて困難になります。

所在調査で得られるメリット

正確な所在調査を行うことで、土地の権利を「生き返らせる」ことができます。

  • 土地の有効活用(売買・賃貸)が可能になる
  • 法的手続き(時効取得、管理命令など)の道が開ける
  • 隣地トラブルの解消

最大のメリットは、土地の有効活用が可能になることです。売却、賃貸、または自宅の拡張など、ご依頼者様の財産権を完全に回復できます。

また、所有者が特定できないことを証明することで、不在者財産管理人選任申立て時効取得など、法的手続きの道が開けます。

さらに、隣地との境界確定トラブルを解消し、安心して土地を管理・利用できるようになります。

土地の所有者調査は「所在確認のプロ」である当事務所へ

総合探偵社福一調査会は、所在調査に特化した探偵社です。

過去の調査事例では、ご依頼者様の94%が「依頼してよかった」と回答しています。

※2022年8月1日~2025年4月1日まで自社調べ(ご依頼者様152人にアンケート調査結果)

当事務所が選ばれる理由

高い所在特定率

公的書類だけでは追跡が不可能になった、複雑な相続関係が絡むなど、難易度の高い所在調査こそ当事務所の真骨頂です。

独自の調査ノウハウと広範な情報網を駆使し、他社で諦められた案件の所有者や相続人を高い確率で特定しています。

「所有者が不明」という状態を「所在確認済み」へと変える確かな実績で土地問題の解決に貢献します。

法的手続きを見据えた報告書

特定した所在情報は、単なるメモで終わらせません。

不在者財産管理人選任申立や裁判など、その後の法的手続きで客観的な証拠として利用できるよう、調査報告書を作成します。

これは、弁護士や司法書士といった専門家ともスムーズに連携できる内容です。次のステップへ迷いなく進むための、法的基盤となる資料を提供します。

守秘義務の徹底

土地の所在調査は、個人のプライバシーに深く関わる情報を取り扱うデリケートな業務です。

当事務所は探偵業法を遵守し、調査で知り得た全ての情報について、厳格な守秘義務を徹底しています。

ご依頼者様からご相談いただいた内容はもちろん、調査によって特定された所有者の個人情報も外部に漏洩することは一切ありません。

安心してご相談いただける秘密厳守の体制をお約束します。

ご相談からご依頼までの流れ

STEP1:ご相談・ヒアリング(無料)
お電話またはメールでご相談内容をお伺いし、調査の目的や不安点を明確にします。

STEP2:調査プランのご提案とお見積もり
状況に応じた最適な調査プランをご提案し、明確なお見積もりをご提示します(追加費用なしの明朗会計)。

STEP3:契約・調査開始
内容にご納得いただけましたら契約を結び、調査を開始します。

STEP4:調査途中のご報告(必要に応じて)
状況に応じて中間報告を行います。
ご希望により、調査終了後の都度報告・リアルタイムでの進捗報告・最終報告書の提出など、柔軟に対応いたします

STEP5:調査結果のご報告・今後のアドバイス
調査結果をご報告し、今後の対応(話し合い・婚約破棄・結婚継続)についてアドバイスを行います。
必要に応じて、弁護士やカウンセラーなどの専門家のご紹介も可能です

無料相談・見積もりのご案内

所有者不明の土地問題は、ご自身で調査を尽くしても手がかりが途切れ、精神的な負担が大きいものです。

しかし、もうご安心ください。公的な調査で限界を迎えた時こそ、所在調査のプロである探偵の出番です。

私たちは、長年の経験と独自のノウハウで、法的手段に必要な所有者の正確な居場所を特定し、停滞した状況を動かします。

土地の売却、活用、境界問題の解決、次のステップに進むために、まずは一度、無料相談をご利用ください。あなたの土地の未来を、共に切り開きましょう。

ご相談は、電話、LINE、メールにて無料で承っております。365日24時間、いつでもご相談いただけますので、お気軽にご連絡ください。匿名でのご相談も可能です。

執筆者iwshita
執筆者/監修者:岩下


この記事を書いたのは、探偵歴12年の経験を持つ調査員です。

最新の機材や技術を用いてより精度の高い調査で、従来の手法では難しかった証拠収集や、情報収集を可能としています。

ご依頼者様へ結果第一主義を信念に、ご依頼者様の信頼に応える調査を提供し続ける事を使命としています。

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