高齢者見守り(みまもり)サービスとは|種類・選び方と親の安否確認
公開日:2026年6月2日

離れて暮らす親のことが気になっても、毎日様子を見に行ける家族ばかりではありません。
実際のご相談でも、「電話に出ないことが増えた」「一人暮らしを続けても大丈夫なのか」「最近の言動や生活の変化をどこまで様子見していいのか迷っている」など、不安を抱える方の声は少なくありません。
高齢者見守り(みまもり)サービスは、親の安否を知るだけでなく、日々の暮らしの変化に早く気づくためのサービスです。
本記事では、高齢者見守りサービスが必要になる場面や主な見守り方法、家族だけでは状況を把握しにくい場合の相談先について解説します。
高齢者見守りサービスとは

高齢者向けの見守りは、単に「無事かどうか」を知るためだけのものではありません。
離れて暮らしていると、電話では元気そうに聞こえても、実際の食事、外出、部屋の状態、身の回りの変化までは分かりにくいものです。
本人が「大丈夫」と言っていても、家族の目の届かない場所で生活の乱れや、見過ごせない変化が出ていることもあります。
高齢者見守りサービスで分かること
安否だけでなく、生活リズム、外出の様子、食事や身の回りの状態、会話の変化などを知るきっかけになります。
家族が介護・同居・デイケア・行政相談などを考える前段階としても役立ちます。
高齢者見守りサービスは、離れて暮らす家族が「今のまま様子を見ていいのか」「そろそろ介護サービスや相談先を考えるべきか」を考え始める手がかりにもなります。
離れて暮らす親に見守りが必要になる場面

離れて暮らす親の変化は、家族が思っている以上に見えにくいものです。
内閣府の令和7年版高齢社会白書でも、65歳以上の一人暮らしは男女ともに増加しており、今後も増える見込みとされています。
また、警察庁の公表資料では、自宅で亡くなった一人暮らしの方が令和7年中に7万6,941人確認されています。
こうした背景からも、見守りは「何かあった後に考えるもの」ではなく、家族が早い段階で変化に気づくための備えとも言えます。
| 見守りが必要な場面 | 家族が感じやすい不安 |
|---|---|
| 一人暮らしの親が心配 | 食事を取れているか、体調を崩していないか、家の中で困っていないか分からない |
| 電話やLINEの反応が変わった | 連絡が遅い、会話がかみ合わない、返信が減ったなど、以前との違いが気になる |
| 家の中や生活リズムが変わった | 部屋が荒れている、外出が増えた、昼夜逆転しているなど、生活の乱れが心配になる |
| 認知症や体調の変化が気になる | 同じ話が増えた、金銭管理が不安、道に迷うことがあるなど、家族だけでは判断しづらい |
| 本人が介護や同居を拒んでいる | 介護、同居、デイケア、老人ホームの話をしても拒否され、次の対応に進めない |
| 遠方で様子を見に行けない | 仕事や家庭の事情で頻繁に訪問できず、今の暮らしぶりを把握できない |
親の様子を見ておいた方がよいタイミングは、必ずしも大きな異変が起きたときだけではありません。
「前より連絡が減った」「話の内容が少し変わった」「帰省したときに家の様子が気になった」など、家族が感じる小さな違和感から、早めに状況を見ておこうと考えることもあります。
こうした不安がある場合、まずは地域包括支援センターや自治体の相談窓口、既存の見守りサービスを確認しておくと安心です。
そのうえで、家族だけでは様子が分からない、本人が支援を拒んでいる、どこへ相談すべきか迷っている場合は、状況を具体的に知る方法を考える必要があります。
高齢者見守りサービスの種類一覧と選び方

高齢者の見守りサービスは、訪問型、センサー型、カメラ型、アプリ型、自治体の支援制度などがあります。
大切なのは、親御さんの生活状況や性格、家族が知りたい情報に合った方法を選ぶことです。
本人がスマートフォンの操作に慣れていない場合は、アプリ型よりも訪問型やセンサー型の方が負担になりにくいでしょう。
一方で、日々の安否だけをさりげなく知りたい場合、機器やセンサーを使う方法が合うこともあります。
| 見守り方法 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
|
訪問型 人が訪ねる見守り |
自宅を訪問し、本人の様子や会話、室内の雰囲気を見る | 電話だけでは様子が分からないとき、対面での確認が必要なとき |
|
センサー型 動きを知る見守り |
室内の動きや生活リズムを感知し、異変があれば家族へ通知する | さりげなく安否を知りたいとき。本人への負担を抑えたいとき |
|
カメラ型 映像で見る見守り |
室内の様子を映像で確認できる。転倒や急な異変に気づきやすい | 事故や転倒が心配なとき。ただし、プライバシーへの配慮が必要 |
|
アプリ型 スマホでつながる見守り |
アプリで安否確認や連絡を共有する。位置情報を使えるものもある | 本人がスマートフォンに慣れていて、操作に抵抗が少ないとき |
|
自治体・地域支援型 地域の制度を使う見守り |
自治体、地域包括支援センター、民生委員、介護サービスなどを通じて見守る。 | 公的な相談先や地域の支援制度を利用したいとき。 |
|
現状確認型 生活状況を確認する見守り |
安否だけでなく、普段の過ごし方や支援が必要と思われる変化を把握する。 | 家族だけでは様子が分からないとき、本人が支援を拒んでいるとき。 |
導入前に見ておきたい料金・機能・緊急時の対応
- 本人が無理なく使用できるか
アプリやカメラ、センサー、GPS端末を使う場合は、利用者本人が負担に感じないかを見ておきます。
スマートフォンの使い方が苦手な方もいるため、家族が設定や管理を手伝えるか、簡単に続けられる仕組みかも確認しておくと安心です。
- 家族が知りたい情報に合っているか
安否確認だけでよいのか、外出の頻度、日常生活のリズム、位置情報、室内の様子まで知りたいのかによって、合うサービスの選択は変わります。
何を知りたいのかを先に整理しておくと、必要な機能を選びやすくなります。
- 料金や契約内容が分かりやすいか
月額料金だけでなく、初期費用、機器の設置費、オプション料金、解約条件も見ておきましょう。
費用だけで比較せず、必要な機能やサポートが充実しているか、契約後に追加費用が発生しないかも確認することが大切です。
- 緊急時の対応があるか
緊急ボタンを押すと家族へ通知されるのか、専門スタッフが駆けつけるのかなど、異常が発生したときの流れを見ておきます。
健康状態の急変や転倒が心配な場合は、24時間対応の有無、受付時間、連絡先も事前に把握しておくと安心です。
- プライバシーや個人情報に配慮されているか
カメラや位置情報を使う場合は、本人にとって過度な監視にならないかを考える必要があります。
防犯やセキュリティの目的の機器であっても、見守りとして使用するときは、本人の希望や生活環境に合っているかも大切です。
- 自治体や地域の制度を活用できるか
自治体によっては、見守り機器や安否確認サービスの支援事業を行っているところもあります。
地域包括支援センターや自治体の相談窓口も確認しておくと、家庭に合う見守り方を考えやすくなります。
安否確認や日々の反応を知るだけであれば、アプリやカメラ、センサー、自治体の見守り制度で足りる場合もあります。
インターネット回線を使ったシステムや、室内の動きを自動で感知する機器などもあり、目的に合えば便利な選択肢になります。
すべての家庭で、探偵社による見守りが必要になるわけではありません。
一方で、本人が支援を拒んでいる、家族だけでは生活の実態が分からない、認知症や徘徊のリスクがある、介護や医療につなげる前に具体的な状況を知りたい場合は、機器や制度だけでは見えにくい部分を人の目で確認した方がよい場面もあります。
見守りサービスを選ぶときは、料金や機能だけでなく、本人の暮らしに合うか、家族がどこまで関われるか、定期的に状況を見られるかも大切なポイントです。
アプリやカメラだけでは分かりにくいこと

アプリやカメラ、センサーは、離れて暮らす家族にとって心強い手段です。
センサーで動きを知れたり、カメラで室内の様子を見られたり、スマートフォンで安否を共有できたりするため、日々の不安を減らす助けになります。
安否確認や異変の通知には役立つ一方で、通知が出た理由や、本人がどのような生活を送っているのか、支援を拒んでいる背景までは見えにくいことがあります。
変化の理由が見えにくい
アプリやセンサーで動きは分かっても、外出が増えた理由や、食事・生活リズムが乱れている背景までは分かりにくいことがあります。
本人が受け入れない理由が見えにくい
介護、同居だけでなく、アプリやカメラの導入自体を本人が嫌がる場合があります。何に不安に感じているのか、どこに抵抗があるのかまでは、機器だけでは分かりにくい部分です。
相談先に状況を伝えにくい
行政や専門家に相談したくても、「なんとなく心配」だけでは状況が伝わりにくいことがあります。具体的な様子が分かると、相談しやすくなります。
そのため、安否確認だけで終わらせず、アプリやカメラの通知では見えにくい部分にも目を向ける必要があります。
本人が支援を拒んでいるときや、家族だけでは踏み込みにくいときも、普段の様子が分かることで、介護・同居・デイケア・行政相談などを検討しやすくなります。
福一調査会の見守りサポート

福一調査会の見守りサポートは、アプリやカメラの代わりになるものではありません。
安否確認だけでは分からない暮らしの実態や、家族だけでは踏み込みにくい状況を把握し、必要に応じて専門家や行政への相談につなげることまで視野に入れています。
親の様子が分からないままでは、「本当に一人暮らしを続けられるのか」「支援を拒んでいるが、このまま様子を見ていいのか」「行政や専門家に相談するべき段階なのか」を決めにくいものです。
安否確認だけでは終わらせず、現状を把握したうえで、その後の相談先や解決方法まで一緒に考えていく点が特徴です。
小さな変化の背景を確認する
高齢者の見守りでは、転倒や緊急通報のような分かりやすい異変だけでなく、日常の中に表れる小さな変化にも目を向ける必要があります。
離れて暮らしていると、その変化がなぜ起きているのかまでは分かりにくいものです。
最初は小さな違和感に見えても、認知症が疑われる言動や生活環境の乱れ、金銭面の不安、孤立などの前触れになっていることもあります。
福一調査会では、こうした変化を見逃さないよう、親御さんの今の暮らしをできるだけ具体的に把握していきます。
支援を拒むときも家族だけで抱え込まない
高齢の親に介護、デイケア、老人ホームなどを勧めても、本人が強く拒むことがあります。
家族としては心配でも、本人の気持ちを無視して話を進めることはできません。
一方で、何もせず様子を見るだけでは、生活環境の悪化や体調不良、行方不明などの異変に気づくのが遅れてしまう可能性があります。
このようなときは、まず本人がどのように暮らしているのかを具体的に知ることから始めます。
支援を拒む背景に何がありそうなのか、家族以外の目線で状況を見ることで、無理に説得する前に、声のかけ方や、相談先を考えやすくなります。
福一調査会では、家族だけでは踏み込みにくい状況を整理し、次に相談すべき窓口を考えるきっかけづくりをサポートします。
専門家や行政につなぐことまで見据える
福一調査会が、認知症や病気を診断するわけではありません。
ただし、見守りの中で気になる変化が見られた場合は、提携する民間救急などの専門家と連携し、本人の状態や生活環境について専門的な視点から確認してもらうことがあります。
そのうえで医療機関の受診、介護窓口や行政への相談、デイケアや施設入居の検討など、家族だけでは進めにくい対応につなげていきます。
本人が支援を拒んでいる場合でも、見守りで分かった状況に専門家の視点を加えることで、行政や関係機関へ具体的な状況を説明しやすくなります。
見守りの目的は、親御さんを監視することではありません。
今の暮らしを知り、家族だけでは抱えきれない不安を、必要な支援につなげるためのものです。
初めて探偵社へ相談する方や、依頼までの流れを先に知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
よくある質問
-
本人に知られずに見守ることはできますか?
-
法律に反しない範囲で、状況確認として対応できる場合があります。
ただし、本人のプライバシーや尊厳を無視した見守りはできません。
福一調査会では、親御さんの安全確認や生活状況の把握を目的として、探偵業法や法律に反しない方法を前提に対応します。
-
認知症かどうか判断してもらえますか?
-
福一調査会が認知症を診断することはできません。
ただし、見守りの中で気になる言動や生活の変化が見られた場合は、提携する民間救急などの専門家の視点も踏まえ、医療機関・行政・介護窓口へ相談しやすい形につなげることを視野に入れています。
-
親が介護や同居を拒んでいる場合も相談できますか?
-
相談できます。
介護・同居・デイケア・老人ホームなどを家族が考えていても、本人が拒むことは珍しくありません。
無理に説得を進める前に、今の暮らしぶりや支援が必要そうな点を知っておくことで、次の相談先を考えやすくなります。
-
遠方に住んでいても依頼できますか?
-
遠方にお住まいのご家族からの相談も可能です。
親御さんの住所、現在の連絡状況、気になっている変化などを伺い、どのような見守りが必要かを整理します。
頻繁に帰省できない場合や、電話だけでは様子が分からない場合もご相談ください。
-
料金はどのくらいかかりますか?
-
見守る内容や期間によって変わります。
安否確認を中心にするのか、生活状況や外出の様子まで見るのかによって費用は異なります。
相談時に目的を伺ったうえで、必要な範囲とお見積もりをご案内します。
-
緊急時も対応できますか?
-
命の危険がある場合は、まず警察や消防への連絡を優先してください。
倒れている可能性がある、事件や事故が疑われる、今すぐ安否確認が必要な場合は、110番や119番への連絡を優先してください。
福一調査会では緊急通報の対象ではないものの、生活状況や安否が気になる場合の見守り・状況確認について相談できます。
探偵の料金や、警察へ相談すべきケースと探偵に相談できる内容の違いは、こちらの記事でも解説しています。
まとめ|家族だけで抱え込まないために
離れて暮らす親のことは、心配していてもすぐに会いに行けるとは限りません。
電話では問題なさそうに感じても「本当に今の生活を続けられるのか」「介護サービスや相談先を考える段階なのか」と迷う場面はあります。
高齢者の見守りは、アプリやカメラ、自治体の制度で対応できることもあります。
一方で、本人が支援を拒んでいる場合や、家族だけでは生活の様子が分からない場合は、別の視点から状況を見ておくことが役立つこともあります。
大きな問題が起きてから慌てるのではなく、気になる段階で今の様子を知っておくことで、必要な相談やサポートへ進みやすくなります。
福一調査会では、親御さんの現状を確認し、必要に応じて専門家や行政への相談も視野に入れながら、家族にとって無理のない進め方を一緒に考えます。
「最近の様子が気になる」「本人が支援を拒んでいて話が進まない」「家族だけでは判断できない」と感じたときは、まず一度ご相談ください。
参考・出典
・内閣府「令和7年版高齢社会白書」
・警察庁「令和7年中における死体取扱状況」
・厚生労働省「地域包括ケアシステム/地域包括支援センターについて」
・横浜市「高齢者見守り・安否確認機器補助事業」
CONTACT
|お問い合わせ|
お悩み、困りごと、調べたいことは
24時間いつでも調査士がお応えしております
24時間無料見積り(メール無料相談)
※送信した情報はすべて暗号化されますのでご安心ください
※送信後48時間以内に返答が無い場合はお電話でお問い合わせください
※お急ぎの方は電話無料相談をご利用ください
AREA
|エリア|
エリア続々拡大中!
全国からのお問い合わせに対応致します。
まずはご相談下さい。
本拠地
本拠地 福岡県福岡市中央区高砂1-12-3-201
全国の相談窓口



