恋人が既婚者だったと判明…それでも別れたくない人が知っておくべきこと

公開日：2025年6月7日

カテゴリー：探偵コラム/トラブル調査/行動調査

「もしかして、この人には家庭があるのでは…」

そう感じた瞬間、心の中には疑いと不安が入り混じることでしょう。

そして、その疑いが現実となり「恋人が既婚者だった」と知ってしまったとき、誰しもが深く傷つき、裏切られたような気持ちになるものです。

本来であればすぐに関係を断つべき状況にもかかわらず、「それでも離れられない」「やっぱり好き」という感情が残ってしまい、どうすることもできずに苦しんでいる方もきっといらっしゃるのではないでしょうか？

本記事では、そんな複雑な感情を抱えるあなたが、まず向き合うべき心の整理から始め、関係を続けた場合に起こりうるリスクや現実、そして今後の判断に必要な材料について、わかりやすく解説していきます。

同じような状況に悩んだ方の解決事例も紹介していますので、「どうすればいいのか分からない」と感じている方にとって、少しでも前に進むための手がかりとなれば幸いです。

恋人が既婚者だと知っても、なぜ別れられないのか

「既婚者だった」と知った瞬間、怒りや悲しみが湧き上がる一方で、それでも別れられない自分に戸惑っている方もいらっしゃいます。

道徳的に正しくないと分かっていても、簡単に感情の整理ができるほど人の心は単純ではないものです。

このセクションでは、そうした葛藤の背景にある心理や状況について掘り下げていきます。

愛情と現実のギャップに苦しんでいる

「この人しかいない」と思えるほど大切にしてきた相手が、まさか既婚者だったという現実。

それまで積み重ねてきた時間や信頼が一瞬で崩れ去るショックは計り知れません。

冷静に見れば、嘘をついていた相手に怒りを感じるはずなのに、それでも心が離れられない――

その原因は「過去の思い出」や「本当は独身だと信じていたい」という気持ちが、現実を否定してしまう心理にあります。

「信じたかった」「裏切られたくない」という心理

恋愛には「相手を信じること」が大前提としてあります。

だからこそ裏切られたと感じた時、人は自分の判断そのものが否定されたような感覚に陥ります。

「信じた自分がバカだった」と思いたくない。 「だまされた」と認めてしまえば、自尊心が大きく傷つく――

そうした感情が、“事実から目をそらしたくなる”心理を生み出してしまうのです。

将来にかけた時間と気持ちが無駄になる恐怖

長く付き合ってきた相手であればあるほど「ここまで来たのに、今さら…」という気持ちが強くなります。

結婚や同棲、家族への紹介など、未来を思い描いていた場合には、そのすべてを失うことへの喪失感や孤独感がのしかかります。

また、「もう他に誰かを好きになれる気がしない」と感じてしまい、ズルズルと関係を続けてしまう人も少なくありません。

関係を続けることで起こりうるトラブルとリスク

「知らなかったから」「自分も被害者だから」と思っていても、既婚者と知った後も関係を続ければ、法的には加害者と見なされる可能性があります。

ここでは、交際を継続することでどんなリスクがあるのか、法律的な視点も交えて解説していきます。

知らなかったでは済まされない？民法上のリスク

既婚者と知らずに交際していた場合は、基本的に慰謝料の対象にはなりません。 しかし、相手が既婚者だと判明した後も関係を継続した場合、話は変わってきます。

このように、「知らなかった」という段階では被害者でも、知った後の行動次第では不法行為として訴えられる可能性があるのです。

参考：弁護士ドットコム「既婚と知らずに交際した場合の慰謝料は？」 （検索で「不倫 慰謝料 知らなかった」などで表示されます）

慰謝料だけじゃない将来に影響するリスク

相手が離婚をほのめかしても、実際には何年も別れないケースが多く、その間ずっと不安定な立場で関係を続けることになります。

交際の継続は「愛情」だけでは済まされない現実的なリスクが伴います。

今一度、自分の未来を守るために冷静に判断しましょう。

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今後の関係を見極めるために「言葉」より「行動」を信じる

「妻とは別れるつもり」「離婚の話は進んでいる」──

そんな言葉を信じて、ずるずると関係を続けてしまっていませんか？

けれど、いくら言葉を重ねられても、実際の行動が伴っていなければ現実は何も変わりません。

本当にその人と未来を築いていけるのかを判断するには、“言葉”ではなく“行動”に注目することが大切です。

このセクションでは、相手の言葉に隠されたリスクや、その裏にある現実を見極めるための視点について解説していきます。

良くある都合のいい言葉とその裏に潜む現実

「妻とはもう冷めている」「近いうちに離婚するつもり」「子どもが落ち着いたら一緒になろう」。

こうした言葉は、既婚者が不倫相手に対してよく口にする“都合のいいセリフ”として知られています。

一見、真剣に思ってくれているようにも聞こえますが、実際にその言葉通りに行動しているケースは決して多くありません。

たとえば「もうすぐ離婚する」と言いながら、数ヶ月たっても何の進展もない。

「子どものために時期を待っている」と言いつつ、家庭では何事もなく暮らしている。

それらは、関係をズルズルと先延ばしにし、自分の立場や家庭を守りながら、あなたとの関係だけを維持するための“逃げ道”になっている可能性があります。

もちろん、本気で離婚を考えている人もゼロではありません。

しかし、本気であるなら「離婚届を提出した」「別居を開始した」「調停に入った」など、言葉に伴う“行動”があるはずです。

言葉だけで信じてしまうと、結果的に「何年も待たされた末に裏切られた」という悲劇に繋がることもあります。

冷静に相手の“言動の一致”を見極めることが、これ以上の傷を防ぐ第一歩です。

行動を見れば、言葉の裏にある現実がわかる

信じたい気持ちはあるけれど、「本当にこの人、離婚する気あるのかな？」と感じたことはありませんか？

そう思う理由は、言葉と行動のギャップに気づき始めているからかもしれません。

たとえば、「別れる」と言いながらも、相手が家庭に毎日帰っていたり、家族との行事に参加していたりするなら、それは“まだ離婚する気はない”という行動です。

言葉と行動が一致していない場合は、どちらかに嘘があると考えるべきです。

また、「一緒に住んでいない」と言いながら、週末や祝日に全く連絡が取れない。

転職や引っ越しの話が出ても何も変わらない。このような現実を見れば、あなたとの関係が人生の中でどれほど優先されているかが見えてきます。

信じたい気持ちが強いと、つい「今は仕方ない」「もう少し待てば…」と自分を納得させてしまいがちです。

ですが、冷静に“行動”を見れば、その言葉が本物かどうかは自然と見えてくるはずです。

現実と向き合うために探偵調査と言う選択肢

「関係を続けるかどうか迷っている」「このまま信じて待っていていいのか分からない」——

そんな迷いを抱えたままでは、前に進むことも、自分を守ることもできません。

そこで選択肢となるのが、“今”の相手の行動や状況を客観的に確認するための手段としての「探偵調査」です。

調査の目的は「真実を知ること」にあります。

たとえば以下のようなことを確認することで、感情ではなく事実に基づいた判断ができるようになります。

これらの情報が得られれば、別れるにしても関係を続けるにしても、「納得して前に進む」ことができます。

根拠のない期待だけで待ち続けて傷つくよりも、事実を知ることで自分の気持ちに整理をつけられるはずです。

「自分が信じていたことと、目の前の現実があまりにも違っていた」——

そう気づいたとき、人は初めて“納得”や“諦め”という感情に辿り着けるのかもしれません。

あなたが信じてきた言葉、思い描いていた未来。

それらがどれほど現実とズレていたのかを、自分の目で確かめることには勇気がいります。

けれど、その事実こそが、前に進むためのきっかけになることもあるのです。

探偵の調査は、ただ相手の裏切りを暴くためのものではありません。

「もう信じられる材料がない」と思ったとき、あるいは「まだ希望を持ってもいいのか」を見極めるための手段です。

現実を見てから決めるという選択を、自分自身のために持つ必要があるということを理解しておきましょう。

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【事例紹介】探偵調査で気持ちの整理がついた瞬間とは？

前のセクションでもお伝えしたように、探偵調査は「真実を知って現実と向き合う」ための有効な手段です。

相手の本当の姿や生活を確認することで、漠然とした不安や迷いに区切りをつけられた——そう語る方も多くいます。

ここでは、実際に探偵の調査を活用し、自分の気持ちに整理をつけることができた依頼者の事例をご紹介します。

30代女性／福岡県

「離婚するから信じてほしい」その言葉を信じ続けた私の決断

彼から「妻とは離婚する予定だ」と言われたのは、付き合い始めてすぐの頃でした。
それから何ヶ月も関係は続いていたものの、週末や長期休暇には連絡が取れず、彼の家庭の状況は一向に変わらないまま。
嫌われたくなくて問い詰めることもできず、自分だけが我慢しているような苦しさを抱えながら、「このまま信じて待っていて本当に報われるのか？」という不安が日に日に募っていきました。
彼の言葉と現実にギャップがある気がして、「せめて今の生活を客観的に知りたい」と思い、思い切って探偵に調査を依頼しました。
「家族と本当に別居しているのか」「休日はどこで誰と過ごしているのか」を確認して、自分の気持ちに区切りをつけたかったのです。

調査の結果、彼は妻子と同居しており、休日には家族で出かける姿も確認されました。
その映像を見た瞬間、胸の中で何かが崩れるような感覚がありましたが、同時に「やっぱり…」という納得と、「もう前を向いて進もう」という気持ちが湧いてきました。
自分が思い描いていた関係とはまるで違う“現実”を知ることで、感情に踏ん切りがついたのだと思います。
探偵に相談していなければ、きっと私は今も曖昧な希望だけを信じて、傷つき続けていたと思います。

気持ちの整理がついたポイント

・彼の家庭での様子を客観的に確認できたことで、彼の言葉との矛盾に気づいた
・自分の心が望んでいたものと、実際の彼の行動との違いを受け止められた
・現実を知ることで、「もう大丈夫」と自分に言い聞かせることができた

30代女性／山口県

優しさにすがっていた自分に気づき、冷静さを取り戻せた

彼はとても優しくて、いつも私の話を親身に聞いてくれていました。
既婚者であることは付き合う前に知っていましたが、「家庭はもう壊れている」「本当は君といたい」と繰り返し言われ、その言葉を信じてしまっていたんです。
でもある時、彼のスマホを見てしまって——
「他にも同じように付き合っている女性がいるかもしれない」と疑念が湧き、真実を知りたい気持ちが抑えきれなくなりました。

探偵に相談し、彼の行動を調べてもらったところ、やはり別の女性とホテルに出入りする様子や、夜に送迎を繰り返す姿が確認されました。
最初は怒りよりも、心がスーッと冷めていくような、不思議な感覚でした。
「私は何を信じてきたんだろう」と思った瞬間、ようやく自分を取り戻せた気がしました。
今は恋愛から少し距離を置いて、もっと自分自身のことを大切にしたいと前向きに考えられています。

気持ちの整理がついたポイント

・優しさの裏で別の女性とも関係を持っていた“現実”を知って目が覚めた
・自分が「都合のいい相手」として扱われていたことに気づき、気持ちが冷めた
・“言葉ではなく行動で判断する”という感覚を取り戻せた

恋愛に正解はありません。

たとえ相手が既婚者だったとしても、あなたが本気で好きになってしまった気持ちは、誰にも否定されるべきものではないと思います。

でも、どれだけ想っても、相手の言葉だけでは未来は見えてこないこともあります。

本当のことを知ることは、傷つく覚悟を伴うかもしれません。

それでも、現実と向き合ったその先にこそ、自分を大切にできる選択肢が見えてくるはずです。

いま、迷いや苦しさの中にいる方がいたら、ひとりで抱え込まず、事実を知ることから始めてみてください。

未来は、きっとそこから動き出します。

まとめ｜感情に飲まれず、自分の未来を守る選択を

誰かを本気で想ったからこそ、裏切られたと知ったときの痛みは簡単に割り切れるものではありません。

「信じた自分が悪いのかも」「あの言葉は全部嘘だったのかな」と、答えのない問いがずっと心に残ってしまうこともあると思います。

でも、だからこそ――事実を知ることは、感情に振り回されない“自分自身の選択”を取り戻すための一歩になるはずです。

相手の言葉だけでは見えてこない本当の姿を確認することで、悩み続ける日々に区切りつけるきっかけになるかもしれません。

「まだ決断はできないけど、自分の気持ちを整理するために事実を知っておきたい」
そんな想いに応える調査を、当社は行っています。

相談したからといって、すぐに決断を迫ることはありません。

まずは、あなたの中にある迷いや不安を、言葉にするところから始めてみませんか？

執筆者：岡田 新（総合探偵社福一調査会 相談員）
執筆日：2025年6月7日

探偵歴10年。トラブル解決や対人問題の相談に定評があり、年間1,800件以上の相談を受ける問題解決のエキスパート。素行調査をはじめ、人探しや対人関係のトラブル解決において豊富な経験を持ち、多くの依頼者の悩みに寄り添いながら解決へと導く。