子供が虐待されているかも…|長崎県30代男性から元妻による子供の虐待調査の体験談

子供への虐待事件は後を絶ちません。 虐待は、精神的、身体的、経済的、社会的等の要因が複雑に絡み合って起こると考えられています。
虐待を受けた子供は深刻なトラウマを抱えてしまい、心理的な健康に悪影響になってしまうこともあります。
今回は、息子が虐待を受けてるかも知れないとご相談を頂いた、長崎県に住む30代男性からの虐待調査の体験談です。

 

虐待をする母親の証拠収集調査

 

【この記事は下記の方に向けた内容です】
・子供が良く体にあざを作っている
・子供の元気がなくなった
・子供がちょっとした時にも怯える様になった
・何をするにも顔色を伺う様になった

 

この記事は実際の相談内容を一部変更して掲載していますが、実例のため、本文が長くなっていることがあります。読みやすくするために、要点を赤文字に変更しています

 

【虐待の真相を確かめるべく探偵に証拠収集を依頼した】

 

離婚した息子の体に異変が

 

私は長崎県で自営業をしております。私は妻と3歳の息子がいたのですが、1年前に離婚をしました。離婚の原因は性格の不一致です。
仕事や飲み会などであまり家にいなかった私は、家に帰っても家事や育児を全て任せっきり、妻との会話もろくにせず関係は冷え切っていました。
そんな私に嫌気がさした妻は離婚をしたいと言い、今に至ります。 息子の親権は妻の方にあるのですが、月に一度息子と面会する事ができます。
息子のことは愛していますし、月に一度息子と過ごす時間は何よりも楽しみです。 そんな月一の面会で子供の成長を実感すると同時に、息子に違和感を覚える様になりました。それは、いつも顔や体によく怪我をしているのです。最初は保育園や友達と遊んでる時に怪我する事はよくある事だろうと思っていましたが、顔や背中にあざを作って来た時は正直虐待を疑いました。

 

【息子が虐待されているかも】

 

月一しか会えないため、事実が分からない

 

息子が虐待されている証拠収集調査

 

子供に聞いても『転んで怪我をした』としか言わず、元嫁に聞いても『保育園で遊んでて怪我をした。よくある事』としか言いません。
さらに虐待の疑いを感じたのは、左腕に包帯を巻いて来た時です。理由を聞くとお湯を腕に溢して火傷をしたとの事でしたが、病院で治療したにしては処置が雑で、もしかしたら病院には行けない理由があり、元嫁が処置したのではないかと思いました。月一の面会以外は息子との接触は禁止されており、私自身で事実確認をする事が出来ません。そこで私は大切な息子が虐待されていないか事実を知りたいと思い探偵さんに依頼することにしました。

 

 

 

【探偵に証拠収集を依頼した結果】

 

嫁の交際相手が子供を虐待していた

 

今回は2週間調査をして頂きました。 調査をして分かった事は元嫁には年下の彼氏が出来ており、良く2人で外出しているようでした。
その間、息子は1人で留守番していました。 さらに、その彼氏と息子が2人で外出している様子も確認できたのですが、幼い息子の前でタバコを吸い、息子が言うことを聞かないと頭を叩いたり、嫌がる息子の体を激しく揺すったり、体を叩いたりと明らかに虐待と言える行動をしていました。
その映像を見た私は、はらわたが煮え繰り返るほどの憤りを感じました。 さらに、元嫁に対しても強い口調やDVと取れるような行動をしている事がわかりました。

 

探偵依頼費用

証拠収集調査

期間:2週間

調査員:2名

調査費用:35万円(税込み)

 

【証拠収集後の対応】

 

息子を守らなければと思った

 

今後、ご紹介いただいた弁護士さんと打ち合わせを重ね、親権者変更調停をしていきます。調査結果を知った時は憤りと同時に息子に対して申し訳ない気持ちで胸が苦しくなりました。最悪の場合、大切な息子が命を落としかねないと思ったので、すぐに対処しようと思います。

 

 

 

 

【証拠収集調査を利用した感想】

 

迅速な調査対応してくれて助かった

 

このまま、事実に気づけず、また気づいたとしてもどうすることも出来なかったので、探偵が迅速に調査結果を報告してくれて助かりました。

元妻の交際相手がDVしている証拠も押さえる事が出来たのですぐに対応できました。息子には、私たち親の身勝手な行動で、息子に辛い思いをさせた事は後悔しています。

今回調査して頂き、最悪の結果になる前に息子を助ける事ができて、探偵さんには感謝しております。ありがとうございました。

 

 

【探偵としての今回の体験談の見解】

 

虐待の件数

 

こども家庭庁によると児童相談所における児童虐待相談対応件数は平成23年度【59,919件】から令和4年度【219,170件】まで上昇しています。

※こども家庭庁【児童相談所における児童虐待相談対応件数(速報値)から抜粋

 

なぜこんなにも相談事例が上昇しているのか?その背景にはこんな事例が考えられます。

 

虐待行動を起こす原因と背景

 

・経済的ストレス

貧困や失業などの経済的問題からプレッシャーを感じ、家庭内でのストレス増加に対し耐えられなくなってしまう。

・精神的健康問題

虐待者が精神的な問題を抱えており虐待を引き起こしている(うつ病、アルコール依存症など)

・家庭内での孤立

近年、核家族化や地域社会かの繋がりが希薄化し、家庭内での孤立感が高まっています。誰にもストレスを相談する事が出来ず虐待行動をとってしまう可能性がある。

・虐待の連鎖

近年、虐待を受けた子供が親になり、子供のころの経験が正しいと誤認してしまい、結果として同様の虐待行動をする可能性がある

・コロナウイルスの影響

コロナ禍で家族が自宅にいることが増えた事から精神的ストレスが高まり虐待行動をしたケースが近年増加した

 

上記を見ると、昔に比べて精神的ストレスが増えているが、相談する窓口の少なさや関係の希薄さから相談自体が出来ず、子供に対して虐待行動に走ってしまう傾向にあると思われます。

 

 

 

 

虐待を発見した時の対応

 

では虐待を防ぐには?虐待を発見した時にはどのような対応が必要なのでしょうか?

・家庭内だけで解決しようとせず、第三者に関与してもらう

ご自身の家庭内だけで問題を解決しようと頑張っても対立することが多く解決につながりません。まずはお互いが相談を持ち掛けられる窓口を作りましょう。共通の友人や、親族、地域のコミュニティセンター、トラブル解決の専門家である総合探偵社などに相談するとよいでしょう

・虐待に対する知識を身に着ける

虐待をしたくて行っている人はいません。そのため、なぜ虐待行動をしたのか?その原因をしっかりと把握し、防ぐための知識を身に着けることが大切です。市役所や町役場でも定期的に相談セミナー等の開催がありますため、確認してみましょう。

 

 

 

虐待を発見してしまったら?

 

身内や知人が虐待をしていた際には迅速かつ適切に対応が必要です。

・安全の確保

被害者の身の安全が最優先です。危険と感じたら110番に連絡し、迅速に対応してもらう必要があります。

・証拠収集

虐待の証拠となる音声、写真、メモ、病院での診断書など正確に状況を保管しておく必要があります。

・外部機関への通報

子供の場合は189番に連絡しましょう。児童相談所のホットラインに繋がります。

ちなみに高齢者への虐待の場合、地域包括センター、福祉児童書などがあります。配偶者からのDVに関しては配偶者暴力相談支援センターなどがあります。

下記にリンクを記載しています。

 

【児童相談所一覧】https://www.cfa.go.jp/policies/jidougyakutai/jisou-ichiran

 

【地域包括センター(長崎県)】https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/hukushi-hoken/koreisha/tiikihoukatu/tiikihoukatu-shiencenter/

 

【配偶者暴力相談センター】https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/hukushi-hoken/shakaihukushi/haibousenta/

 

 

 

 

決して家庭内・一人だけで悩まないこと

 

家庭内の問題は一人で悩まず、相談できるところに相談しましょう。ご自身では到底解決の出来る問題ではありません。時間が経つにつて問題も深刻化しますし、家庭内では対立する可能性が大いにあります。第三者を介入させ客観的意見を取り入れながら問題解決することを最優先にしましょう。

 

 

 

【24時間相談相談窓口】

虐待の証拠収集調査

虐待は家庭内だけではなく、託児所や保育園などでも起こり得る事。なんの罪もない子供が虐待により身体的にも精神的にも深い傷を負ってしまいます。
お子様が虐待されているかもと感じたら直ぐに警察、専門家等にご相談くださ父親
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